《死去の山藤章二さん 物事の本質を瞬時に見抜く鋭い人 最後の一言で会を締めくくる凄さ》
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1d118fe9cf84497e6f108784e17cc3117948a45
この人の画集『山藤章二のブラックアングル』（朝日新聞）はワシャの書庫にわんさか並んでいる。その内の一部の表紙がこれね。
山藤さんの描く政治家はおもしろかった。写真の右上で「軽政会」と書いた札を掲げている人は小渕恵三元首相である。これなんか小渕氏の特徴を鋭くとらえた一枚だと思う。
山藤さんが薬痴寺先輩を描いたものは『ブラック・アングル」ではたまたま見たことがない。今朝の朝日新聞社会面には2002年のまさに先輩の似顔絵が載っていたけれど、これはまったく山藤さんらしくない毒気のないものでした。そりゃそのはずで22年も前で、薬痴寺先輩45歳の時の似顔絵なので、今ほど人相は悪化していないから、当たり障りのないものになったんでしょう。それにしても頬はたるみ、猜疑的な目もきちんと描いてある。あ～あ、山藤さんの描いた今の薬痴寺先輩が見たかったなぁ。
謹んで名イラストレーターのご冥福を祈ります。
さて、その薬痴寺先輩のことである。総裁選の討論で、「即刻衆議院解散を実行し総選挙を」と喚いていた小泉坊ちゃんに対して、「（総理に）なってもいない者が言及すべきではない。世界情勢がどうなるかわからないのにすぐに解散するという言い方は、私はしない」と言っていましたよね。それなのに「即刻解散、10月27日総選挙」って言っちまった。それも総理大臣指名を受ける前に。薬痴寺先輩、総裁になった途端に嘘吐きまくっていますよね。